多くのモデルやアスリートが実践し話題のマシンピラティス。「マットピラティスと何が違うの?」「初心者でも効果を実感できるのはどっち?」と疑問に思っていませんか。この記事では、マシンピラティスとマットピラティスの違いを、負荷の調整や料金、効果など7つの視点から徹底比較し、どちらがあなたにおすすめかを明確にします。結論から言うと、運動が苦手な方や効率的に効果を実感したい初心者こそ、マシンのサポートで正しいフォームを身につけられるマシンピラティスがおすすめです。本記事を読めば、ピラティス選びの疑問がすべて解決し、失敗しないスタジオ選びまで理解できます。
話題のマシンピラティスとは?マットピラティスとの基本的な違い
近年、健康や美容意識の高いモデルやアスリートがこぞって取り入れていることで、大きな注目を集めている「マシンピラティス」。興味はあるものの、「よく聞くピラティスと何が違うの?」「マットとマシン、どちらが自分に合っているかわからない」と感じている方も多いのではないでしょうか。ピラティスには、専用マシンを使うマシンピラティスと、マットの上で行うマットピラティスの2種類があります。この章では、それぞれの基本的な特徴と違いをわかりやすく解説します。
専用マシンを使うマシンピラティスの特徴
マシンピラティスは、創始者ジョセフ・ピラティス氏が考案した「リフォーマー」「キャデラック」「チェア」などの専用マシン(イクイップメント)を使用して行うピラティスです。これらのマシンにはスプリング(バネ)が備わっており、その抵抗や補助を利用してエクササイズを行います。
最大の特徴は、スプリングによって負荷を自由自在に調整できる点です。負荷を重くすれば筋力アップのトレーニングに、軽くすれば身体の動きをサポートする補助として機能するため、運動が苦手な初心者の方から、リハビリ目的の方、本格的なトレーニングをしたいアスリートまで、あらゆるレベルの人が効果的に取り組むことができます。また、マシンが身体の動きを正しい軌道へ導いてくれるため、ピラティスで最も重要な正しいフォームを習得しやすいのも大きなメリットです。これにより、狙ったインナーマッスルへ的確にアプローチし、怪我のリスクを抑えながら効率的に身体を鍛えることが可能です。
マット一枚で始めるマットピラティスの特徴
マットピラティスは、その名の通りマットの上で行うピラティスです。マシンは使わず、主に自分自身の体重(自重)を負荷として利用し、様々なポーズや動きで体幹やインナーマッスルを鍛えていきます。ピラティスと聞いて、多くの方がイメージするのがこのマットピラティスかもしれません。
最大の特徴は、マット一枚あれば省スペースで始められる手軽さです。スタジオに通うだけでなく、自宅でオンラインレッスンを受けたり、DVDを見ながら実践したりと、ライフスタイルに合わせて気軽に取り入れられます。エクササイズは自重で行うため、自分の身体を正確にコントロールする力や、バランス感覚、体幹の強さがより求められます。身体の細かな感覚に集中することで、自身の身体への理解を深めることができるのも魅力の一つです。グループレッスンとして開講されていることが多く、比較的リーズナブルな価格で始めやすいという側面もあります。
| 項目 | マシンピラティス | マットピラティス |
|---|---|---|
| 使用器具 | リフォーマー、キャデラック等の専用マシン | ピラティスマット |
| 主な負荷 | マシンのスプリング(バネ) | 自分自身の体重(自重) |
| 主な特徴 | 負荷調整が自由自在で、正しいフォームを習得しやすい。リハビリから本格的なトレーニングまで対応。 | マット一枚でどこでも手軽に始められる。自分の身体をコントロールする能力が養われる。 |
【徹底比較】マシンピラティスとマットピラティス7つの違い
マシンピラティスとマットピラティスは、どちらもピラティス氏が考案したエクササイズという点では同じですが、そのアプローチ方法や効果には明確な違いがあります。ここでは、7つの具体的な違いを比較し、それぞれの特徴を詳しく解説します。どちらが自分に合っているかを見極めるための参考にしてください。
違い1 負荷の調整
エクササイズにおける負荷のかけ方と調整範囲は、マシンとマットの最も大きな違いの一つです。
マシンピラティスは、スプリング(バネ)の力を使って、負荷を細かく調整できるのが最大の特徴です。スプリングの本数や強度を変えることで、筋力が少ない初心者の方には動きをサポートする補助として、逆に上級者の方にはより高い負荷をかけるトレーニングとして利用できます。個々の体力やその日のコンディションに合わせて、最適な負荷でエクササイズを行えるため、無理なく効率的に身体を鍛えることが可能です。
一方、マットピラティスは基本的に自分自身の体重(自重)を負荷として利用します。ピラティスリングやボールなどのプロップス(小道具)を使うことで多少の負荷調整はできますが、マシンほど自由自在ではありません。そのため、正しいフォームで行わないと、特定の筋肉に負荷がかかりすぎたり、逆に負荷が足りなかったりすることがあります。
違い2 アプローチできる筋肉
鍛えられる筋肉の部位や、そのアプローチ方法にも違いが見られます。
マシンピラティスは、マシンのサポートによって身体が安定するため、特定の筋肉、特に普段意識しにくいインナーマッスルや深層部の筋肉にピンポイントでアプローチしやすいという利点があります。例えば、リフォーマーというマシンを使えば、寝たままの姿勢で脚の付け根や背骨周りの細かい筋肉を正確に動かすことができます。これにより、身体の歪みを整えながら、バランスの取れた筋力アップが期待できます。
マットピラティスは、自分の力で身体を支え、バランスを取りながら動くエクササイズが中心です。そのため、全身を連動させて使い、体幹(コア)全体を総合的に強化するのに非常に効果的です。インナーマッスルだけでなく、アウターマッスルも同時に使いながら、身体全体の協調性やバランス感覚を養うことができます。
違い3 正しいフォームの習得しやすさ
特に初心者にとって、正しいフォームを身につけられるかどうかは重要なポイントです。
マシンピラティスは、マシンが身体の動きを正しい軌道へ導いてくれるため、自然と正しいフォームが身につきやすいのがメリットです。フレームやストラップが身体を支え、可動域をガイドしてくれるので、運動経験が少ない方や身体が硬い方でも、無理なく安全にエクササイズに取り組めます。インストラクターも個々の動きを的確に修正しやすいため、怪我のリスクを抑えながら効果を実感できます。
マットピラティスは、自分の身体感覚だけが頼りになるため、正しいフォームを維持するには高い集中力と筋力が必要です。無意識のうちに楽な動きでごまかしてしまう「代償動作」が起こりやすく、間違ったフォームが癖になってしまう可能性もあります。そのため、グループレッスンでは特に、自分の動きが正しいか常に意識することが重要になります。
違い4 レッスンの種類と料金相場
マシンピラティスは専用の設備が必要なため、マットピラティスに比べて料金が高くなる傾向があります。レッスン形式は主に「グループ」と「プライベート」の2種類です。
| マシンピラティス | マットピラティス | |
|---|---|---|
| レッスン形式 | 少人数のグループレッスン、またはマンツーマンのプライベートレッスンが主流。 | 大人数のグループレッスンが中心。プライベートレッスンも提供されている。 |
| 料金傾向 | 設備投資があるため、マットより高額になる傾向。 | マシンに比べて比較的リーズナブル。 |
グループレッスンの料金
複数人で行うグループレッスンは、最も一般的な料金形態です。マシンピラティスは少人数制(3〜8名程度)が多く、一人ひとりへの指導が比較的行き届きやすいのが特徴です。
- マシンピラティス(グループ):月4回で12,000円〜20,000円程度
- マットピラティス(グループ):月4回で8,000円〜15,000円程度
※上記はあくまで目安であり、スタジオの立地や設備、インストラクターの質によって変動します。
プライベートレッスンの料金
インストラクターと1対1で行うプライベートレッスンは、個々の目的や身体の状態に合わせたオーダーメイドの指導が受けられます。料金は高額になりますが、その分効果を実感しやすいのが魅力です。
- マシンピラティス(プライベート):1回(50〜60分)あたり8,000円〜15,000円程度
- マットピラティス(プライベート):1回(50〜60分)あたり6,000円〜12,000円程度
違い5 運動経験の有無による向き不向き
どちらのピラティスが向いているかは、その人の運動経験や目的によっても異なります。
| タイプ | 向いているピラティス | 理由 |
|---|---|---|
| 運動初心者・運動が苦手な人 | マシンピラティス | マシンの補助により正しいフォームで動きやすく、安全に始められるため。 |
| リハビリ目的・身体に痛みがある人 | マシンピラティス | 身体への負担を軽減しながら、特定の部位を的確に強化・改善できるため。 |
| ある程度の運動経験がある人 | マットピラティス | 自重で身体をコントロールする能力や、全身の連動性を高められるため。 |
| 手軽に始めたい・継続したい人 | マットピラティス | スタジオ数が多く、自宅でも実践できる手軽さと、比較的安価な料金が魅力。 |
違い6 スタジオの数と探しやすさ
通いやすさを左右するスタジオの数にも違いがあります。
マシンピラティスは、リフォーマーなどの大型専用マシンを設置する必要があるため、スタジオの数はマット専門のスタジオに比べて限られます。特に都心部以外では探すのが難しい場合もありましたが、近年その人気から専門スタジオが全国的に急増しています。
一方、マットピラティスはマット一枚分のスペースがあれば実施できるため、ピラティス専門スタジオだけでなく、ヨガスタジオや総合フィットネスクラブなどでもクラスが開講されていることが多く、選択肢が豊富です。オンラインレッスンも数多く提供されており、場所を選ばずに始めやすいというメリットがあります。
違い7 代表的なマシンの種類
「マシンピラティス」と一言で言っても、使用するマシンにはいくつかの種類があり、それぞれ特徴や効果が異なります。ここでは代表的な4つのマシンを紹介します。
- リフォーマー:ピラティスマシンの中で最も代表的な存在。ベッドのようなフレームの上を「キャリッジ」と呼ばれる台がスプリングの抵抗によってスライドします。寝たり座ったり、様々な姿勢で全身の筋肉をバランスよく鍛えることができる万能マシンです。
- キャデラック:ベッドに高いフレームが付いた形状が特徴的なマシン。「トラピーズテーブル」とも呼ばれます。ぶら下がったり、様々な角度から身体を動かしたりと、リフォーマー以上に多彩なエクササイズが可能です。元々は負傷兵のリハビリ用に開発された経緯があり、身体機能の改善に高い効果を発揮します。
- チェア:その名の通り、椅子のような形をしたコンパクトなマシンです。座る、立つ、横になるなど、見た目以上に多様な使い方で、特に体幹の安定性、バランス感覚、下半身の強化に役立ちます。
- バレル:樽(たる)のような半円形のカーブを持つ器具です。このカーブに身体を預けることで、特に背骨や体側を安全かつ効果的にストレッチし、柔軟性を高めることができます。
多くのマシンピラティススタジオでは、これらのマシンを組み合わせてレッスンが行われます。
効果が高いのはどっち?マシンピラティスで得られる5つの効果
マットピラティスとマシンピラティス、どちらも継続することで心身に良い効果をもたらしますが、「より効率的に、目的に合わせて効果を実感したい」と考えるなら、マシンピラティスに軍配が上がることが多いです。マシンが身体の動きをサポートし、負荷を精密に調整できるため、初心者から上級者まで、誰でも的確に効果を引き出しやすいのが最大の強みです。
具体的に、マシンピラティスがもたらす代表的な5つの効果を詳しく見ていきましょう。
効果1 効率的なインナーマッスルの強化
マシンピラティスの最大の効果は、身体の深層部にあるインナーマッスルを効率的に鍛えられることです。インナーマッスルは、姿勢を保持し、関節を安定させる重要な役割を担う「天然のコルセット」とも呼ばれる筋肉群です。
自重で行うマットピラティスでは、無意識にアウターマッスル(表層の大きな筋肉)を使いがちですが、マシンピラティスではスプリング(バネ)が動きを補助してくれます。このサポートがあることで、余計な力みが抜け、普段は意識しづらいインナーマッスルへ集中的にアプローチすることが可能になります。特に体幹(コア)の安定性が高まることで、疲れにくく、動きやすい身体の土台が作られます。
効果2 正しい姿勢への矯正
猫背や反り腰、スマートフォンの使いすぎによるストレートネックなど、現代人が抱えがちな姿勢の悩みは、インナーマッスルの衰えと骨格の歪みが主な原因です。マシンピラティスは、マシンのフレームが身体の正しいアライメント(骨格の配列)をガイドしてくれるため、正しい姿勢を身体に覚え込ませるのに非常に効果的です。
インストラクターが一人ひとりの身体の状態に合わせてマシンの設定を調整し、正しい動きを指導してくれるため、自己流の癖を修正しながらエクササイズに取り組めます。背骨一つひとつの動きを意識しながら動くことで、背骨の柔軟性が向上し、美しいS字カーブを取り戻すことで、見た目の印象が大きく変わるだけでなく、肩こりや腰痛の根本的な改善にも繋がります。
効果3 しなやかで美しいボディライン作り
マシンピラティスは、ただ痩せるのではなく、引き締まるべきところは引き締まり、伸びやかで女性らしい曲線美を作り出すボディメイクに最適です。スプリングの負荷を細かく調整できるため、筋肉を過度に大きくすることなく、細く長い、しなやかな筋肉を育てることができます。
リフォーマーやキャデラックといったマシンを使えば、二の腕のたるみ、ぽっこりお腹、内ももの引き締め、ヒップアップなど、気になる部位にピンポイントでアプローチできます。筋肉が伸びながら力を発揮する「エキセントリック収縮」という動きを多く取り入れるため、筋力と柔軟性を同時に高め、バランスの取れた美しいシルエットを目指せます。
効果4 怪我のリハビリと身体機能の改善
もともとマシンピラティスは、第一次世界大戦中に負傷した兵士のリハビリテーションのために、創始者であるジョセフ・ピラティス氏によって開発された歴史があります。そのため、身体への負担を最小限に抑えながら、安全に身体機能を取り戻すことを得意としています。
マシンが身体を支えてくれるため、体力に自信がない方や高齢者、怪我からの回復期にある方でも、関節に無理な負担をかけることなく、必要な筋肉を安全に強化できます。身体の左右差や歪みを整え、本来あるべき正しい身体の動かし方を再学習することで、日常生活のパフォーマンスが向上し、将来的な怪我の予防にも繋がります。
効果5 ストレス解消とメンタルヘルス向上
ピラティスは身体だけでなく、心にも深く作用します。特にマシンピラティスは、マシンのサポートによって動きに集中しやすく、「動く瞑想」とも言えるマインドフルネスな状態を体験しやすいのが特徴です。
胸式呼吸を意識しながら、流れるように身体を動かすことに集中していると、日々の悩みやストレスといった雑念から解放されます。この深い集中と呼吸は、乱れがちな自律神経のバランスを整える効果が期待できます。交感神経と副交感神経のスイッチがスムーズに切り替わるようになると、睡眠の質が向上したり、気分が前向きになったりと、メンタルヘルスの安定に大きく貢献します。
【初心者必見】マシンピラティスとマット結局どっちがおすすめ?
ここまでマシンピラティスとマットピラティスの様々な違いを比較してきましたが、「結局、自分にはどちらが合っているの?」と迷っている方も多いでしょう。それぞれの特徴を踏まえ、どのような方にどちらがおすすめなのかを具体的に解説します。あなたの目的やライフスタイルに合った選択をするための参考にしてください。
マシンピラティスがおすすめな人
マシンピラティスは、専用マシンが身体をサポートしてくれるため、運動経験の有無にかかわらず、幅広い方におすすめできます。特に、以下のような目的を持つ方にはマシンピラティスが最適です。
- 運動経験がほとんどなく、体力に自信がない初心者の方
- 正しいフォームを身につけ、効率的に効果を出したい方
- 猫背や反り腰などの姿勢を根本から改善したい方
- 特定の部位(お腹、背中、お尻など)を集中的に引き締めたい方
- 怪我からのリハビリや身体機能の改善を目的とする方
- 自己流のトレーニングで効果を感じられなかった経験がある方
マシンの補助があることで、無理なく正しい動きを習得でき、インナーマッスルへ的確にアプローチできるのが最大のメリットです。結果を重視し、最短で身体の変化を実感したい方は、マシンピラティスから始めることを強くおすすめします。
マットピラティスがおすすめな人
マットピラティスは、手軽に始められる点と、自分の身体と向き合い、自重をコントロールする感覚を養える点が魅力です。以下のような方にはマットピラティスが向いているでしょう。
- まずは費用を抑えてピラティスを試してみたい方
- 自宅でもトレーニングを継続し、習慣化したい方
- ある程度の運動経験があり、自分の身体をコントロールする力がある方
- 近所で通いやすいスタジオを探している方
- 大勢で一体感を楽しみながらエクササイズしたい方
マシンピラティスに比べてスタジオ数が多く、グループレッスンの選択肢も豊富なため、気軽に始めやすいのが特徴です。ピラティスがどのようなものかを知るための入り口として、また、日々の運動習慣として取り入れたい方に適しています。
| 比較項目 | マシンピラティス | マットピラティス |
|---|---|---|
| 主な目的 | 姿勢改善、リハビリ、ボディメイク、効率的な筋力アップ | 運動習慣、体幹強化、健康維持、手軽に始めたい |
| 運動経験 | 初心者・運動が苦手な方に特におすすめ | ある程度の運動経験がある方におすすめ |
| フォームの習得 | マシンが補助するため習得しやすい | 自己流になりやすく、やや習得が難しい |
| 料金相場 | やや高め | 比較的安価 |
| おすすめな人 | 最短で効果を実感したい人、身体に悩みがある人 | 費用を抑えたい人、自宅でも続けたい人 |
迷ったら株式会社DEPのマシンピラティス体験から始めるのがおすすめ
「どちらにも魅力を感じるけれど、やっぱり決めきれない…」そうお悩みなら、まずは体験レッスンで、ご自身の身体でその効果を実感してみるのが最も確実な方法です。
特に初心者の方や、本気で身体を変えたいと考えている方には、マシンピラティスの体験レッスンをおすすめします。なぜなら、マシンのサポートを受けながら行うことで、ピラティスの正しい身体の動かし方や、インナーマッスルに効いている感覚を初回からつかみやすいからです。この「成功体験」が、継続へのモチベーションに繋がります。
例えば、信頼できる運営会社である株式会社DEPが展開するスタジオでは、初心者向けの体験プログラムが充実しています。経験豊富なインストラクターが一人ひとりの身体の状態に合わせて丁寧に指導してくれるため、運動が苦手な方でも安心して参加できます。最初に質の高いレッスンで正しい基礎を学ぶことが、理想の身体への一番の近道と言えるでしょう。
失敗しないマシンピラティススタジオの選び方
マシンピラティスの効果を最大限に引き出すためには、スタジオ選びが非常に重要です。せっかく始めても、自分に合わないスタジオを選んでしまうと継続が難しくなり、効果を実感する前に挫折してしまう可能性もあります。ここでは、マシンピラティススタジオ選びで失敗しないための4つの重要なポイントを解説します。これらのポイントを押さえて、あなたにぴったりのスタジオを見つけましょう。
ポイント1 通いやすい立地か
ピラティスは継続することで効果が現れるエクササイズです。そのため、無理なくコンスタントに通える立地にあるかどうかは、スタジオ選びにおける最も基本的ながら重要な要素と言えるでしょう。自宅や職場の近く、あるいは通勤経路上にあるスタジオを選ぶと、日常生活の中にスムーズにトレーニングを組み込めます。
具体的には、以下の点を確認してみましょう。
- 最寄り駅から徒歩何分か
- 車で通う場合は、専用駐車場や提携駐車場の有無
- 仕事帰りや買い物のついでに立ち寄りやすい場所か
- スタジオ周辺の治安や夜道の明るさ
どんなに魅力的なスタジオでも、通うこと自体がストレスになってしまっては本末転倒です。まずはご自身のライフスタイルを考慮し、通いやすさを最優先に候補を絞り込むことをおすすめします。
ポイント2 レッスンの種類とインストラクターの質
スタジオによって、提供されるレッスンの種類やインストラクターの専門性は大きく異なります。自分の目的やレベルに合ったレッスンが受けられるか、質の高い指導を受けられるかしっかりと見極めましょう。
レッスンの種類は、主に「グループレッスン」と「プライベートレッスン」に分かれます。それぞれの特徴を理解し、自分の希望に合う方を選びましょう。初心者の方は、まずは身体の使い方をマンツーマンで丁寧に教えてもらえるプライベートレッスンから始めるか、少人数制のグループレッスンがあるスタジオを選ぶと安心です。
また、インストラクターの質はレッスンの満足度を大きく左右します。BASIピラティスやSTOTT PILATES®といった国際的に認知されている資格を保有しているか、指導経験は豊富かなどを公式サイトで確認しましょう。最終的には、体験レッスンでインストラクターの指導を直接受けてみることが最も重要です。指導の分かりやすさや人柄、スタジオの雰囲気などを肌で感じ、相性の良いインストラクターを見つけることが継続の鍵となります。
ポイント3 料金プランと予約のしやすさ
料金プランと予約システムは、スタジオの「通いやすさ」に直結するポイントです。無理のない範囲で続けられる料金体系か、ストレスなく予約が取れるシステムかを事前に確認しておくことが大切です。
料金プランは主に「月会費制」と「チケット制(回数券)」があります。それぞれの特徴を下の表にまとめましたので、ご自身の通う頻度やライフスタイルに合わせて比較検討してみてください。
| プランの種類 | メリット | デメリット | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 月会費制 | 月に通う回数が多いほど1回あたりの料金が割安になる。定期的に通う習慣がつきやすい。 | 忙しくてあまり通えない月でも固定費がかかる。 | 週に1回以上、定期的に通いたい人。 |
| チケット制 | 自分のペースで通える。有効期限内であれば無駄なく利用できる。 | 1回あたりの料金が月会費制に比べて割高になる傾向がある。 | 仕事が不規則な人や、月に数回などマイペースに通いたい人。 |
予約のしやすさも重要なチェック項目です。スマートフォンのアプリやWebサイトから24時間いつでも手軽に予約・キャンセルができるスタジオが便利です。特に人気のスタジオや時間帯は予約が埋まりやすいため、ストレスなく予約・キャンセルができるシステムか、キャンセル待ちは可能かなども確認しておくと良いでしょう。
信頼できる運営会社かどうかもチェック(例 株式会社DEP)
意外と見落としがちですが、ピラティススタジオを運営している会社が信頼できるかどうかも確認しておきたいポイントです。特に長期的に通うことを考えている場合、スタジオが安定して運営されていることは安心材料になります。
運営会社のウェブサイトなどを確認し、設立年や事業内容、他にどのような事業を展開しているかなどをチェックしてみましょう。例えば、複数のスタジオを全国に展開しているような会社(例:株式会社DEPなど)は、運営基盤がしっかりしていると判断できる一つの目安になります。個人経営のスタジオにもアットホームで質の高い指導を受けられる魅力的な場所はたくさんありますが、万が一の閉鎖リスクなどを考慮すると、運営母体の安定性も判断基準に加える価値はあります。
長期間安心して通い続けるためには、スタジオの運営基盤が安定していることも、大切な選択基準の一つとして覚えておきましょう。
まとめ:自分に合ったピラティスで理想の身体を目指そう
本記事では、マシンピラティスとマットピラティスの違いを7つの観点から比較し、それぞれの特徴や効果について詳しく解説しました。結論として、どちらか一方が絶対的に優れているわけではなく、ご自身の目的や運動経験、ライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
特に、運動に慣れていない初心者の方や、より効率的にインナーマッスルを鍛えて姿勢改善・ボディメイク効果を実感したい方には、マシンの補助によって正しいフォームを安全に習得できる「マシンピラティス」がおすすめです。負荷を細かく調整できるため、リハビリ目的の方にも適しています。
もしどちらを始めるか迷ったら、まずは体験レッスンに参加し、実際の雰囲気や効果を体感してみるのが一番です。本記事でご紹介したスタジオの選び方を参考に、信頼できる運営会社(例:株式会社DEP)が提供するスタジオで、あなたにぴったりのピラティスを見つけて、しなやかで健康的な身体作りを始めましょう。
